職人さんに挨拶しましょう!
マイホームがこれから建つ予定だという方に送るマイホーム購入で失敗しないための心得を恐縮ながら少し話しておこうと思います。まずは自分の家を建ててくれる職人さんと会いましょう。大工さんなどはマイホームの工事がはじまると、ほぼ毎日ように仕事をしているので時間さえあれば会うことは簡単です。
しかし私自身、大工仕事の過程でお客さんと顔を一回も顔をあわせることなく家が完全に完成してしてしまったという経験が何回もあります。はっきり言っておきます、一度でもお客さんの顔を見ているのと見ていないのでは大工をはじめとする他の職人さんたち全てにおいて仕事意識に大きな差が生まれます。
お客さんの顔を見ることで職人さん達には
『あぁ、私はこの人が住む家を作っているんだ。』
という明確な意識が生まれます。もちろんそんなことなど関係なく全ての『マイホーム一戸建て』に最善のプロ意識をのぞむことは当たり前です。しかしやはり一度お客さんとじかに触れ合うことでいっそうのプロ意識をこえたなんというか、その人の一生わたしたちの立てた家に住むんだということをはっきりと認識するんです。・・・・とまあカッコつけて言いましたが早い話がお客さんが来ると気が引き締まるんですよ、当然ですけど責任感をヒシヒシと感じるんですよ。
どこかの誰かが『作品は作者の心を写す鏡』といったのを思い出します。やはりお客さんに『大工さんよろしくお願いしますね(笑顔)』なんておじぎされて言われた日にはもう大工みょうりにつきるってヤツですよ(笑)
調子にのって釘まで必要以上にサービスしちゃうんです。暴言を平気で言ってくるような客にも最高の気持ちと技術でマイホームを提供することが職人の理想像です。でもこの不況の波をもろにかぶっている建築業界でそんな人間国宝のような職人魂を持った人は驚くほど少ないです。悲しいですが実際の建築現場で見てきました。
特に競争が激しい都会ではとくにその点を注意するべきです。なぜなら職人さんたちが一度完成してしまった家のお客さんと顔をあわせる機会が田舎とくらべて極端にすくないからです。ですから田舎のように親身になって何十年先をみすえたような丈夫なマイホーム作りしてくれる職人さんが都会だと少ないんですね。もちろんそうじゃない素晴らしい職人さんもいますよ。ですが備えあれば憂いなしです!最初に職人さんたちと顔をあわせておくことであなたのマイホームの重要性を再認識させておくことはやはり重要です!
マイホームで失敗しない心得ってそんなことかよって思った人もいるかもしれませんが、これが実はけっこう重要なんです。知っておいて決して損はしません。仕事で忙しいかもしれませんがなんとか最低でも一回はマイホームの建設予定地におもむき、直に実際にあっておくことをおすすめします。
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